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みなさんは平屋についてどう思いますか?
うちは新築で平屋を建てました!
平屋はいいですよ~♪
平屋はシンプルな生活が出来る最高の建築物です。
実際に住んで感じた平屋のメリット・デメリットはこちらです♪

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今回は平屋への誤解が少しでも解いて平屋も素敵だなって思ってもらえたらいいなと記事にしました。
私について
- 私は建設会社で15年働いています。
- 現場監督をしているので様々な家を見てきました。
- 2級建築士を保有しているので一般住宅を建てられます。
そんな知識や経験をもとに記事を書いていきます。
今回の記事はこんな人に読んでもらいたい
- 平屋を建てたい人
- 平屋の事を良く知らない人
- これから家を建てたいと思っている人

平屋に対する2つの誤解!平屋はなぜ普及しないのか?

新築で家を建てる人の8割は2階建てを建てているんではないでしょうか?
そのぐらい平屋の需要は少ないです。

なんでみんな建てないんだろう?

- 土地が広くないといけない
- 建築費が割高になる
この2つは正解でもあるんだけど誤解でもあります。
誤解が解ければ平屋も新築の選択肢になると思います。
平屋への誤解① 土地は広くないといけないのか?



正しくは土地が広くないと大きい平屋は建てられない。
- 50坪~60坪の土地があれば十分な大きさの平屋は建てられる


2階建てが多い理由

それは土地を有効に使えるからです。
家を建てるために土地を買いますがその土地の中で家を建てられるスペースは法律で決まっているんです。
それを建ぺい率と言います。
建ぺい率は土地の中で家を建てられる割合
その区域ごとに建ぺい率の数値が決まっていています
例えば60坪の土地で建ぺい率が50%の区域だと上から見た投影面積が30坪までしか家を建てることが出来ません。
なので大きい家を建てたい場合は建ぺい率にもよりますが家の大きさに伴い大きな土地が必要になるんです。

建物を上に伸ばしていくんです。
平屋と同じ面積で建てても上に伸ばす分には建ぺい率は変わりません。
それが2階建てが普及している1番の要因です。

小さな土地でも大きな家を建てられるのが2階建にする最大のメリットです。



実際2階は使うのか?

仕事柄リフォームの依頼を受けてお客さんの家を訪ねます。
大体リフォームする住宅に住んでいるお客さんの年齢は50~60歳ぐらいです。
そしてリフォームのため部屋を確認しに行くと2階の部屋は全く使われておらず物置になっているんです。
なぜか?
子供が巣立っているんです!
みなさんも自分のおばあちゃんの家や実家を思い浮かべてみて下さい。


大体2階を使う目的は子供部屋と寝室になると思います。
そうなると子供の成長に合わせて2階の用途は無くなっていくんです。

- ライフスタイルの変化により2階は使わなくなる
それとは反対に平屋は全ての部屋を使い続けることが出来るんです。
同じお金払ってんだからいいだろって思われるかもしれません。
ですがせっかく建てた家を無駄なく使いたいですよね。
建てた家をうまく使うという観点でいけば平屋はコストパフォーマンスに優れた家になります。
- 平屋には無駄な部分が少ないので建築費に対するコスパが良い
そもそも誰のための家なのか?

家を購入する年齢は住宅ローンのフラット35が普及したこともあり大体の家庭が30~35歳ぐらいまでに家を購入するんじゃないでしょうか?
そうなると寿命を90歳とした場合に建てた家に50年から60年住むことになります。

20歳過ぎると大体家を出ていきます。
早い家庭では家を建ててから10年から15年位したら子供は家を出てしまうんです。


そう考えて我が家は始めから子供のことは考えない家づくりをしました。

子供をないがしろにしているわけじゃありません。
平屋でも子供部屋ぐらい作れます。
ただ将来子供が居なくなった時に無駄になる部屋は無いように設計したんです。
そう考えた時に2階は必要ありませんでした。
- 当たり前だけど誰のために家を建てるのかしっかり考えよう
土地が狭くても平屋は建てられる


その土地の建ぺい率によりますが50~60坪ってところになります。

3LDK・4LDKの平屋を建てるのであれば24坪~30坪で建てられます。
それも結構ゆったりした平屋です。
駐車スペースも2台も確保できます。
さらに2LDKや必要最低限の部屋や設備に絞れば20坪でも建てられます!
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平屋は2階建てに比べて無駄なスペースが無いんだ!

2階建てで無駄になっているスペースが必要無いから坪数の削減に繋がります。
- 階段 2坪
- 廊下 2坪
- 2階トイレ 1坪
畳数で換算すると9畳ぶんの削減になります。
9畳だったら小さい部屋2つ分のスペースです。
この無駄な部分を省くことが出来るので2階建てに必要な坪数より少なく同じくらいの大きさの家を建てられます。
- 50坪~60坪の土地があれば十分な大きさの平屋は建てられる
- 24坪~30坪でゆったりした平屋は可能

平屋への誤解② 2階建てに比べて建築費が高い!

みんな平屋にしたくない理由としては2階建てに比べて平屋の方が建築費が割高だって理由も良く聞きます。

実際は2階建てを建てるのと金額はほとんど変わらないんです。
なぜ平屋は高いと言われるんでしょう?
平屋が高いと言われる理由

例えば30坪の平屋を建てるのと30坪の二階建てを建てるのでは30坪の平屋を建てる方が間違いなく高くなります。
その理由は平屋を大きくすると基礎と屋根の量が増えるからなんです。
建ぺい率で説明したように2階建は上に伸びるので基礎と屋根の大きさが変わらずに坪数を増やすことが出来るんです。



実際の建築費はそこまで変わらない

先ほど2階建てで無駄になっているスペースについて説明しました。
- 階段 2坪
- 廊下 2坪
- 2階トイレ 1坪
この5坪です。
要するにこの5坪は平屋にとってはいらないスペースなので2階建てで35坪必要なのに対して平屋は30坪で同じ家を建てられるってことです。
そこで計算してみたいと思います。
- 2階建て 35坪×50万=1750万
- 平屋 30坪×60万=1800万
どうですか?平屋も2階建てでもそんなに変わらないですよね?
確かに坪単価は平屋は高いかもしれないです!
ですが同じ坪数ではなく同じ家を建てるのであれば建築費は変わらないんです。
基礎と屋根で割高と言われている部分が坪数で埋まります!
さらに間取りによっては窓や建具のカーテンの数も削減されます。

- 平屋と2階建てで同じ家を建てるのに同じ坪数は必要ない
- 平屋の建築費は結果的に2階建てとそこまで変わらない
まとめ
平屋を建てるのが敬遠される理由は大きく2つありました。
- 広い土地が必要
- 建築費が割高になる
確かに両方正しい意見でもありますが間違いでもあります。
平屋を建てるのに広い土地が必要なのか?
- 土地を有効に使うには2階建ては有効である。
- しかし2階はライフステージに合わせて使わなくなります。
- そうなると平屋の方がコスパ良く家を使うことが出来る。
- 誰のために使う家なのかを考えた時に平屋で十分に足りることが分かる。
- 実際に無駄なスペースのいらない平屋を建てるのに必要な土地は50坪~60坪で足りるので普通の2階建てを建てる土地で十分と変わらない。
平屋は建築費が2階建てに比べて割高なのか?
- 平屋と2階建て同じ坪数の家を建てるのであれば平屋は高くなる
- それは平屋を大きくすると基礎と屋根の量が増えるから。
- しかし実際は2階建てに必要な坪数は平屋では必要ない
- その不要な坪数を除いて計算するとほとんど金額に変わりはない
平屋に対して良く思われている2つのイメージもこうして考えてみると全く違う見え方になります。
平屋を建てるのには大きな土地も必要ないしすごい高額な建築費がかかることもありません。

ただ間違いなく平屋に向かない方もいます。
- 家族が多くて部屋が多く必要
- 土地が高い都市部に住んでいる
- 土地がかなり狭く土地を少しでも有効に活用したい
- 周りの環境で採光が取れないので居室を2階に設けたい
こんな人には平屋は向かないと思います。

平屋は最高の建物 おわりに
いかがでしたでしたか?
少しは平屋に対する誤解が解けたのではないでしょうか?
私は仕事柄色んな家を見てきました。
その中でも平屋はやっぱりいいなぁって思います。
ただ子供の人数や建てる地域、採光の状況により2階建てを建てるのもいい考え方だと思います。
だから平屋が絶対正しいともいいません。
私が伝えたかったのは土地が狭いから無理だとか、建築費が高いからとかみんなが2階建てだからとかそんな理由で選択肢にいれないのはもったいないと思うんです。
平屋はシンプルに暮らすための最高の形ですよ♪

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皆さんの暮らしが少しでも豊かになりますように♪
スマイルズでした♪
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