こんにちは♪スマイルズです♪
みなさんはオールシーズンズポートフォリオを知っていますか?
今回はどんな状況でも乗り越えられるポートフォリオ
オールシーズンズポートフォリオについて話していきたいと思います♪
このポートフォリオの考え方を知るだけでも投資の幅が広がると思います。
この記事がオススメな人
- 自分のポートフォリオに不満がある人
- 暴落が怖いので暴落に強いポートフォリオを組みたい人
- とにかく安定した運用をしたい人
私のポートフォリオもこの戦略を取り入れて運用しています。
オールシーズンズポートフォリオとは
オールシーズンズ戦略とは投資家のレイダリオさんが考案したポートフォリオです。
レイダリオさんはアメリカヘッジファンドのブリッジウォーター・アソシエーツの創業者です。
元々はどんな経済状況下でも利益を出すことが出来るポートフォリオとして資産家向けに発明したオールウェザー(全天候型)ポートフォリオのことです。
そんなオールウェザーポートフォリオを個人投資家向けにアレンジしたものがオールシーズンズ戦略になります。
オールウェザーポートフォリオのすごさ
手っ取り早くオールウェザーポートフォリオのすごさを紹介します。
過去30年 1984~2013年の記録です。
年間利益がマイナスだった年はたったの4年間
その4年間の平均損失はマイナス1.47%
あのリーマンショック時でなんとマイナス3.93%
これだけ暴落に強いのにも関わらずの平均利回りはプラス9.72%
とんでもないポートフォリオだってことが分かりますよね!
オールシーズンズとは全ての季節に対応するというなんです。
では全ての季節とはどういうことなんでしょうか?
経済の季節
レイダリオさんは経済には4つの季節がありそれにより株価が変動すると考えています。
その4つの季節がこちらです。
- 想定のインフレ率より高い
- 想定のインフレ率より低い
- 想定成長率より高い
- 想定成長率より低い
この4つの季節にそれぞれ合う投資商品があります。
どの季節の商品も暴騰、暴落がありますが4つは同じ動きをしません。
そして本当の季節とは違いこの4つの季節には訪れる順番に規則性がありません。
なのでいつどうなるか分からない相場に対してこの4つの季節を25%ずつ保有しておけば資産が守られて成長していくという考え方です。
オールシーズンズポートフォリオの作り方
ではこのポートフォリオはどのように作ればいいのでしょうか?
その説明をしていきたいと思います。
先ほど説明した4つの季節です。
そして4つの季節ごとに保有すべき商品がこちらになります。
想定のインフレ率より高い | 金、コモディティ、物価連動国債 |
想定のインフレ率より低い | 株式、長期国債 |
想定成長率より高い | 株、社債、コモディティ、金 |
想定成長率より低い | 長期国債、物価連動国債 |
要するにこの4つの季節に対応する商品を均等に保有することがオールシーズンズ戦略になります。
その商品の均等にする保有比率がこちらになります。
この比率でそれぞれの商品を保有することで最大の効果が得られるんです。
株式は債券の3倍の値動きをすると考えられているため債券比率が高くなっています。
株式と債券という季節のリスクを均等にしている。
良く見かける4資産均等、8資産均等ファンドがありますが、あんなものはバランス取れていないし何も均等になっていないと考えます。
ただ金額を均等にしているだけなんです。
良く考えてみてください。
素人のパンチとボクサーのパンチは同じパンチですが与えるダメージが全然違いますよね?
もしパンチの力を同じ威力にしたいのであればこんな感じになります。
素人のパンチ100%でボクサーのパンチが30%
どうでしょうか?イメージ出来たと思います。
金額を均等にするのではなくリスクを均等にするんです。
オールシーズンズポートフォリオは株式と債券の保有比率が肝なんです。
そしてインフレが加速する季節に下落しやすい株式、債券の下落を補うために金と商品が取り入れらています。

オールシーズンズ戦略のメリットとデメリット
ではオールシーズンズ戦略のメリットとデメリットを話して行きます。
まず検証してそのチャートをもとに説明したいと思います。
実際のチャートを見ればすごさが分かると思います。
ポートフォリオ1がオールシーズンズポートフォリオになります。
- 株式は VTI 30%
- 中期国債 IEF 15%
- 長期国債 ELT 45%
- 金 GLD 7.5%
- 商品 GSG 7.5%
ポートフォリオ2をVTI100%にして比較してみましょう。
メリット
圧倒的な暴落耐性
先程もお伝えしましたが何といっても圧倒的な暴落耐性ですね。
これは2007年から2021年までのチャートになります。
青線がオールシーズンズになります。
なんども言いますがあのリーマンショック時でマイナス3.93%です。
全く暴落していません。
ではコロナショック時では一体どんな動きをしたんでしょうか?
どうですか?3月を見てみて下さい!
コロナショックって何なんですかね?
完全にわが道を進んでいますね。
オールシーズンズの前ではコロナショックはショックじゃなかったんです。
何度も言いますが暴落を知りません。
安定性している
切り取る期間にもよりますがやはりすべての季節に順応出来るため大きな伸びはありませんが安定したリターンを残せることが素晴らしいところでもありますね。
リーマンショック時もコロナ時もVTIが暴落前の株価水準に回復するまではオールシーズンズが安定した運用成績を納めています。
自分に必要なリターン計算してそれで満足できるのであればリスクの低いこのポートフォリオがもってこいだと思います。
リスクが低い割にリターンもそれなりにある
デメリット
インフレに弱い
先程のバックテストを見ていただけたら分かると思いますが確かに下落に全く動じずに安定しています。
しかし現在のインフレでは株式100%の力にはやはり及びません。
資産を早く大きくしたい方には不向きなポートフォリオなのかもしれません。
お金を増やすことだけ考えるなら不向き
手間がかかる
現在このポートフォリオを作るにはすべて毎月手動で検証で買った銘柄をETFで購入する必要があります。
株取引大好きな人には問題ないと思いますが私のように出来るだけ株取引と距離を置きたい人にとってはデメリットであると考えます。
またリバランスを年に1度か2度するように推奨されています。
オールシーズンズポートフォリオはバランスが大切なのでやはりリバランス手間を手間と考える人には向かないですね。
一番近い商品で言えばウェルスナビなんかがオールシーズンズに近い配分で運用してくれているので手間を掛けずに同じような配分で運用したい方にはオススメかもしれません。
しっかりポートフォリオを管理できる人以外には向かない
オールシーズンズポートフォリオ 最後に
オールシーズンズポートフォリオは圧倒的な暴落耐性を誇り期間にもよりますがリターンもそれなりにあるので穏やかに投資していくにはもってこいだと思います。
矛としてはものたりないのかもしれませんが盾としては最高の武器になるのは間違いありません。
暴落により退場した人をたくさん見てきましたし私自身投資という名のギャンブルで自分を見失ったことがたくさんあります。
その時にもしこのオールシーズンズポートフォリオを組んでいれば間違いなく穏やかな暮らしをすることが出来ると思います。
身に余るリターンを手放す代わりに穏やかな生活を手に入れられる。
オールシーズンズポートフォリオはそれを実現させるポートフォリオです。
- 圧倒的な暴落耐性を持つ
- どんな期間にも安定した成績を残せる
- インフレ期には株式100%には大きく劣る
- ポートフォリオ構築に手間がかかる
オールシーズンズポートフォリオ 終わりに
オールシーズンズポートフォリオいかがでしたでしょうか?
私はまだ若いので現在はお金を増やすことをメインに考えているのでほぼ株式のポートフォリオを組んでいます。
お金がある程度自分の目標値までたまってお金を守るステージに入った時にはまた違うポートフォリオの選択が必要になってくるとでしょう。
その時はこのオールシーズンズはとても魅力的だと考えます。
オールシーズンズポートフォリオはあなたの資産を守る力になってくれる最高のポートフォリオだと思います。
万人に合うポートフォリオは存在しないと思いますがオールシーズンズポートフォリオはそれに近い存在なんだと思っています。
次回はオールシーズンズポートフォリオを自分なりに改良して出口戦略に役立てる考え方を記事にまとめていきます。
今回のオールシーズンズ戦略について詳しく書いてる本がこちらになります。
株式戦略だけではなく人生を生きてくうえでのお金の使い方なんかもためになるいい本ですよ♪
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みなさんの人生が少しでも豊かになりますように♪
スマイルズでした♪